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その他害虫

コガネムシ/ドウガネブイブイ

被害症状

6~7月に成虫が飛来し葉を食害し、土中に潜って産卵する。幼虫は、ふ化後根、クラウンを食害するので枯死する。被害は定植後まで及ぶ。

生態

  • 幼虫は、ふ化直後は3~4mm白色、20~30日 後は2~3cmカブトムシの幼虫の小型である。サイクルは卵→ふ化幼虫→2・3齢幼虫→蛹→成虫であり、土壌中で越冬した3齢幼虫は5月に蛹化、6月に羽化し7月に産卵、下旬には幼虫が食害をはじめるが、齢が進むにつれて被害が大きくなる。

防除のポイント

  • 野積堆肥はビニルで被覆し産卵をさせない。
  • 培土に農薬のかん注を行なう。デイプテレックス1000倍かん注、ダイアジノン粒3%6~9㎏仮植床植付け時散布。
  • 育苗時の成虫の防除

オオタバコガ

被害症状

ふ化直後、未展開葉に丸い穴をあける、3齢以降の幼虫は、展開葉、果実、花に進入する。

生態

  • 成虫の生存期間は夏季で9~10日位、雌一頭あたりの産卵数は400~600個である。

防除のポイント

  • 幼虫の発生時期(8~10月)に、若齢幼虫をねらった防除を行なう。

ゴミ虫類

被害症状

イチゴの果実が赤く熟してくると、果実をかじり、穴をあける。そこから腐敗する。

生態

  • 日中は草むら、石の下ナヂに潜み、夜間に活動する。

ハナゾウムシ

被害症状

晩春から初夏に被害が多い。成虫が蕾や新葉に産卵し、被害を受けた上部は枯死する。

防除のポイント

  • 有機リン剤で効果があるが、昼間の活動が少ないので薬剤がかかりにくい。

コナジラミ

生態

  • 15~26℃の条件下で、卵から成虫間での発育所要日数は20~30日である。
  • 奇主範囲が広く、種苗から本圃への持込が多い。発生初期を見逃さない。

ナメクジ

生態

  • 3月頃から活動をはじめる。
  • 日中は物陰に隠れ、夜間に活動する。
  • 果実が赤く熟し出してくると集まってきて、穴をあけて食害する。

薬剤は『イチゴ害虫適用農薬表』を参照下さい。

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