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スリップス

被害症状

花粉を餌にするが、多数寄生すると、花床を食害し果面が褐変、光沢が低下、商品価値がなくなる。

生態

  • 夏の高温・乾燥時に多発し一世代期間は気温27℃で約14日間と短い。
  • 春から秋にかけて多くの植物に寄生する。ハウスの周りの雑草に多く寄生する。
  • 雌成虫は1.3㎜で、褐色又は黒褐色、雄成虫は雌に比べてやや小さく、淡黄色をしている。ハウスの土中(高設ベンチの中)にも卵を生み付け蛹化する。ヒラズハナアザミウマが大部分ですが、農薬耐性の高いミカンキイロアザミウマが各地で確認され被害が出ている。

防除のポイント

  • 発生源になるハウス周辺の除草、防除、防虫網によりハウス内の進入を防ぐ。
  • 定期的に早めの防除を行なう。
  • 忌避剤等で農薬が良くかかる所におびき出し薬効を高める工夫をする。

薬剤リスト

薬剤名系統倍率時期回数注意事項
スピノエース
コテツFL20002育苗~開花期前
アグロスリン1000
マラソン乳200035
モスピラン水40002
アーデント水10004
カスケード水40003
ジェットVP50g/150m3DDVP
モスピランジェット50g/400m3
オンコル6~9㎏/10a
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